さく旅

あちこち行きたくてチョロい私の旅行記

京都旅行記1 半兵衛麩のぜいたくなお麩ランチ

2015年10月の思い出し京都旅行記です。

出発前ひどい風邪を引いてしまい、一時は行くのを辞めようか迷うほどでした。が、そこそこの若さで悪あがき、当日は「声は天龍、でも元気」程度に何とか回復。

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いざ、東京駅からのぞみに乗り込んで出発。そして到着。

京都駅は広い。駅に降り立ったのは10年ぶり、きれいになった構内や観光案内所にしばし見惚れる。

今回、久々の京都に心が躍ってしまい、食事や見学の予約を詰め込みすぎました。同行が母ということもあり、多少振り回しても問題ないかな…と思っての計画でした。が、そのせいで移動時間がカツカツに、消化試合のようになった場面も。その点は反省してますが、どこも胸を張っておすすめのスポットなのは間違いなし。

早速、予約していた昼食へ。荷物+ちょっとした距離、というわけでタクシー移動。車窓から見える京都タワーと気持ちのいい秋晴れ。

到着したのは半兵衛麩。その名のとおり、お麩の専門店です。

昔ながらの町屋に風情を感じながら、案内に従って着席。

こちらではお麩と湯葉づくしの「むし養い料理」(腹のむしをおさめる、小腹満たしの食べ物の意)を頂きます。何を隠そう、お麩(特に生麩)が5本の指に入るくらい大好物な私、湯葉も10本の指くらいには入る。来る前からめちゃくちゃ楽しみにしていました。

ジバンシィのおしぼりからあふれる高級感。わくわくがとまらず顔がにやける。

いよいよお料理が到着。御膳。静かに、でも確実に、迫りくる炭水化物の大名行列。左上の佃煮も、その隣のごま和えの酢の物も、全部お麩。優しいけれどしっかりとした味付け、生麩はきめ細かくもちもち。どれもほんとうに美味しい。お麩をおかずにご飯ってなんという罪か。

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和洋折衷な席もいい感じ。足裏に感じる絨毯にくつろぐ。

その後もお料理が続く。お麩と湯葉の素揚げ。あっさり。日本酒ください。

くみ上げ湯葉。濃いめの醤油が合う。

生麩と湯葉の揚げ出し大根おろしと温かい出汁がもう…けれど炭水化物のパンチはしっかりと。

そして一番気に入った生麩の白みそ仕立て。こっくりとして甘い白みそ汁がすっごくおいしかった。帰ってから試しに作ってみたけどこの味にするのは難しく。未だに思い出す味です。お麩はよもぎでこれまた合う。

むし養いの名のとおり量はそこそこですが、何せお腹にたまるおかずだらけで胃がはちきれそうでした。が、これほど好きなものばかりで胃が破けるならそれも本望。最初から大満足。

食後は中庭を眺めつつ少し休憩させてもらい、おみやげ用のお麩や湯葉を買いに併設のお店へ。関東のデパートで見かけるものは限られているので、先ほど食べた田楽や佃煮など、珍しいものを含めたくさん購入。郵送の手続きをして退店。

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帰りに店先で一枚。早速美味しいご飯に巡り合え、手厚く見送っていただき、幸先のいいスタートとなりました。

重くなったお腹をこなしながら、歩いて先に進みます。

 

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