イタリア旅行記8 ミラノの街をぶらり&ディナー
ミラノの街歩き
ドゥオモを見学し終えた後、ミラノの街をぶらぶら。気になっていたお店などうろつきました。お土産は大量なのでまた別記します。
リナシェンテ
前の記事で登場したテラスのある老舗デパート。地下のデザインスーパーマーケットがめあて。いろいろなアーティスト・国のコーナーがあり、日本からは無印が参戦。しかし「かわいい!」と思ったらイタリアのものじゃない、の連続で何も買わず。にしてもカフェの席に普通に犬が座ってて驚いた。イタリアはツンとしたノーブルな顔立ちの犬種が多くて眼福でした。
マルケージ1824
キュートでパステルな老舗カフェ。近年プラダの傘下に入ったそう。
入ってすぐの立ち飲みスペースで夫はジンを、私はカプチーノを。雨で冷えた体に沁みた~スイーツも種類豊富で、ディスプレイもかわいくて、お土産をたくさん買ってしまった。商品を平置きしてないので、店員さんに声をかけて、色々聞きながらじっくり選ばせてもらいました。適当な旅行英語でも、一生懸命話せば聞いてくれるのがありがたい。
ジョヴァンニ・ガッリ
こちらも老舗のスイーツショップ。
マロングラッセがいちおし。なのですが、後で食べようと買ったものがカバンの奥に沈没、泣く泣く諦め…ああもったいないことした。
その場で食べたゼリーはねっちりとさわやかな甘さで美味しかった。
ヴェンキ
初めてのイタリアンジェラート!ヴェンキはトリノ発祥・全国展開しているチョコレート屋さん。ジェラートももちろん自家製。ピスタチオとチョコチップのダブルを食べたのですが、とにかくなめらかでクリーミーで最高。おまけに店員さんも男前。
うきうきで写真撮ってたら飾りのチョコが落下、ついてなさすぎる。チョコは量り売り&箱売りしていて、後日ローマで購入。12月に日本1号店がオープンするそうでとても楽しみ。
ずんずん歩く
雲行きはいまだあやしいまま。地下鉄の利用も考えましたが、朝の殺伐とした車内にひるんで徒歩を選択。暗くも美しい景色を楽しみながら進む。
ポルタ・ヌォーバをくぐり、
雰囲気のある路地に感嘆し、
モンタネッリ公園の横を通り過ぎ、
ポルタ・ガリバルディを横に見て、
ようやくたどり着いたコルソ・コモ。ミラノきってのおしゃれストリート。死ぬほど歩いたせいで、疲れ果てて全体写真がない(笑)
10コルソ・コモ
カフェとブランドショップが併設されたお店。とにかくしゃれ倒してて、防犯重視のファッションで来ざるを得なかったことが悔やまれる空間。この旅ではいい靴を買って帰るのが目標だったのですが、ここでは見つからず。かわいい、かつ比較的お財布にやさしいロゴトートを購入。
こうして長い長い徒歩の旅を終え、ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅から地下鉄を乗り継いでホテルへ帰還。
好き勝手行動した上、私のものばかり増える一方の荷物まで持ってもらって夫には申し訳ないことをしたけれど、こんなに歩き回る機会もそうないので、やっぱりフリープランにしてよかった。
ちなみにこの日の歩数。えぐい。
ディナーへと再出発
少し休んでから出直し、ガイドさんに教えてもらったお店で夕食を。アンティカ・オステリア・カヴァリーニ。
とにかく疲れたので、肉だ肉!!!という豪快な気分になり、フィオレンティーナステーキを。ミラノでまだ見ぬフィレンツェ料理を食す。表面パリッと中はしっとりのミディアムレア、肉質も硬すぎず柔らかすぎず、美味しかった。奥にちょっと見えてるポテトもほっくりでいい。
食後のティラミス。マスカルポーネがなんともなめらか。コーヒーのほろ苦さのおかげで、お腹いっぱいでもするすると食べてしまううまさ。そして怖さ。
ほろ酔いで歩く雨上がりの路地も、何とも風情があった。長い長い長いミラノの一日は幕を閉じました。
ミラノは整然としていて、天候もあいまって何だか冷めた印象を受けてしまったのだけど、街全体の飄々とした空気は、東京で受ける「他人は他人」なほったらかし感と似ていて案外居心地がよかったり。旅行者が多いだけあって、客人としてはどこへ行っても丁寧に接してもらえた印象でした。
しかし歩くのに雨は辛いので、いつか再訪することがあったら、その時は晴れていてほしいな…というわけで次なる都市に進みます。
★イタリア旅行記の目次はこちら