熱海・伊豆稲取旅行記3 足湯でひと息~旅館・石花海へ
商店街から駅前に戻ってきました。
リニューアルした駅ビル・ラスカ熱海に立ち寄り、晩酌用のあれこれを購入。
振り返ると産直品の販売店にこんなディスプレイが。
トマト教かつトマト狂の私、見過ごすわけにはいかない。さすがに生野菜は買って帰れないのでジュースを一本購入。試食にプチトマトがごろごろおいてあって太っ腹。
ラスカの中は所狭しとおみやげ屋さんが並んでいて、干物からお菓子まで何でもそろう。人情味のある商店街、整然としたラスカ、どちらも魅力的でつい何度も足が止まってしまった。
宿は伊豆稲取なので、この後は伊豆急行でさらに移動。まだ少々時間があるので、駅前の足湯・家康の湯で一息つくことに。さっきから一息ついてばかりなのは気のせい。
高めの気温に合ったちょうどいい湯加減。足の疲れが取れる。ぼーっと、口数少なく、ただ足元に温かさを感じる。この長閑な時間の使い方がもう、なんとも。
トマトジュースもおいしい。白井さんありがとう。
ひとしきり癒されつくしたところで再び列車へ。熱海よ、しばしさようなら。
伊豆急行に乗り1時間ほどの予定。海沿いを走る列車で眺めも良い。ぼんやりと目をやる。
途中車輌の切り離しがあり、数両移動。また数駅過ぎて、ようやく到着。
伊豆稲取駅。こぢんまりしていて、少々寂し気。
突き抜ける青空に古びた看板がまぶしい。
事前にお願いしていた送迎バスに乗り込み、一路お宿へ向かう。こちらも熱海同様アップダウンが激しく、徒歩で行くのは難しそうな道ばかりだった。
バスに揺られること5分ほど。ようやく、今回いちばんの目的地である旅館・石花海(せのうみ)にやってきました。海鮮料理と景観が自慢。昔ながらの風情と、モダンでインスタ映えな雰囲気を併せ持つ魅力的な温泉宿。
おしゃれな玄関をくぐると、ハート形の窓が。
目の前の海を臨む。素晴らしい眺め。静かにテンションがぶちあがる。
仲居さんに案内され、まずはカフェテリアでウェルカムドリンクを。受付のあれこれを彼にお願いし、お先に腰を落ち着けつつ写真撮影などしてくつろぐ。
目の前は一面ガラス張りでこんな絶景。胸をすく晴天と水平線。
囲炉裏も雰囲気づくりに一役買っている。
小休止を終え、いよいよお部屋へ。
10畳ほどの和室、木のにおいが旅情を盛り立てる。(後日撮影のため散らかってます)
振り返ると、藍色が美しい信楽焼の露天風呂。
そしてそこからの景色。凪いだ海、波音が心地よくたゆたう。うーん、気持ちいい。
蛇口のひねりにも遊び心があってかわいい。
今回のプラン、さらにボトルのスパークリングワイン付き。ひとしきり部屋を眺めまわしてから乾杯。いやあ、朝から今までなんと贅沢なのだろうか…
ほんのりといい気分になり、ここからは夕食まで思い思いに過ごす。移動疲れもあり、畳の上、座布団を枕にしばしうたた寝したのでした。
続きます。