イタリア旅行記12 ヴェネツィア・映える景色とカフェフローリアン
再びヴェネツィア本島でフォトセッション
ヴァポレットに乗り、ムラーノ島から本島に戻ってきました。
たくさんのヴェネツィアングラスをかかえたまま、ホテル方面に向かいつつ、また散策を楽しむ。
何度も言うけれど、とにかくどこをとっても絵になる。住んでる人からしてみれば思うところは色々あるのかもしれない。でも、日本の住宅街から来た私には何もかもが素敵に見える。古びたレンガに藤がたわわ。今や”映え”を気軽に楽しむ時代、写真を撮るのが楽しくて仕方ない。
細い路地、もちろん映える。
何かの入り口(裏口?)、当たり前だが映える。
そして運河。この怪しい雲行きにも趣を生み出す造形美。
憧れのカフェ・フローリアンへ
そうこうしているうちにあたりが薄暗くなってきた。
夕飯を食べて帰ろうかな、とうろうろしていると
出たー!サンマルコ広場!後ろに見えるはもちろんサンマルコ寺院。映画で何度も見たことある…というかインフェルノだ…時間切れで中を見られなかったのが悔やまれる。
このあたりで何か食べたいものないかな、と彷徨っていると
目の前にカフェ・フローリアンが!世界最古のカフェ。行きたいと思っていたお店だったので、偶然通りかかれてラッキー。危うく寄らずに帰るところでした…
パリッとした白ジャケットの貫禄あるウェイターさんに導かれ、通されたのはこの席。
美術館なの?絢爛過ぎて言葉を失う。こんなところに夫婦そろって強盗みたいな恰好で来てしまったことが悔しい…外にはステージがあり、生演奏が聴こえる。何と優雅な。時間の流れが遅く感じる。
慎重にメニューに目を通して、注文したのはこちら。
手前のトマトとズッキーニのキッシュ、美味しすぎてこの旅ナンバーワンのお気に入りです。めちゃくちゃ豊かなバター感。
そしてフローリアンと言えばカフェラテ発祥の地なのですが、そのことをすっかり忘れてカプチーノを頼んでしまった…帰国してから気づいて青ざめたのですが、カプチーノもなめらかで美味しくて最高だったので悔いなし。カフェラテはいつかまた行ったときのお楽しみ。
のんびりとしたひとときを過ごして店の外へ。何もかもが誂えられたように景観を彩っている。どうか旅行できるようになったらぜひ、初めてイタリアに行くならぜひ、ヴェネツィアに行ってほしい。行かない人あまりいない気がするけど、それでも強くお勧めします。
大満足の帰路
こうして少しずつ薄暗くなる街並みと、鐘の音を背に歩いて
また路地裏を通りつつ
ホテルに戻りました。暗くなったヴェネツィアもまたいい。この先に何があるのかな。続きます~
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