イタリア旅行記11 ムラーノ島でヴェネツィアングラスショッピング
昨年のイタリア新婚旅行記、しれっと再開します。
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ヴェネツィアングラスの聖地・ムラーノ島
さて。ヴァポレットに乗り、やってきたのはヴェネツィアの離島、ムラーノ島。
ヴェネツィア共和国の時代、ガラス資源に乏しいヴェネツィアは、グラスづくりの技術が外部に漏れることを恐れ、職人たちをムラーノへ移住させた。それが功を奏し、職人たちの技術は向上、結果、数々の素晴らしい製品が生まれることとなりました。
旅行のおおきな目的のひとつがヴェネツィアングラスのおみやげを買うこと。
夢中になって買い物して、あまり写真撮れず。
ひとまず買ったものはこちら。後悔ないように、と思ったらなかなかの量。
写真の代わりにエピソードは豊富。
お店でのお話いろいろ
島の入口に位置するお店で、私は飾り皿、夫は青のグラスを購入。ものにこだわりがなく、おみやげもほとんど買わない夫ですが、グラスには心動かされたようで熱心に見て回ってました。
飾り皿は光の当たり具合で色味が変わって美しい。店員さんが長身スーツの若手の方ばかりで緊張しつつも見惚れるなど。
「マエストロに会いますか?」と声をかけていただき、二つ返事で奥の工房へ。店先とは裏腹に、窯と熱気と煤の無骨な空間。そのときはグラスの作成中。我々が訪ねても飄々と作業を続ける職人にしばし見入った。
その後訪れたお店では、友人の結婚祝いにペアグラスを購入。組み合わせ方に困っていたら、お店のおじさんがアドバイスをくれて、さらに片方は対象外だったにも関わらずセット割引してくれた。この後も旅程があることを伝えたら、ガッチガチに梱包してくれて、「これでサッカー出来るよ!」と笑っていた。
また別のお店にはかわいいデザインの置物がたくさん。こちらで買ったのは天使の置物と指輪。店先にはご夫妻がいらして、天使は娘さんの作品だそう。同じ形でも、柄の出方に違いがあって、めちゃくちゃ悩んだ。夫も実家のおみやげに悩み、かなり長時間滞在したけれど、嫌な顔をせずに見守って下さった。
帰り際、お二人とも日本が好きとのことで、滞在中に入れた娘さんの名前のタトゥーを見せてくれて、しかもネックレスまでプレゼントしてくれた。ちょっと買い物しただけの我々に優しくしてくれて感謝しかない。全部一生大事にします。
本島へ帰着
こうしてたくさんのおみやげと思い出を携えて帰路へ。まだまだ見きれていないのですが、最終のヴァポレットが早いので、泣く泣くムラーノを離れる。またいつか来よう。
欲を言えばレースで有名なブラーノ島にも行きたかったのですが、滞在1日ではまわりきれないと判断し旅程から省きました。ヴェネツィアにはまだまだ心残りがある。
まさか世の中こんなことになるとは思わなかったし、さらに欧州は気軽に行けるようになるまでどのくらいかかるか見当もつきませんが、またいつか必ず、再訪します。
では次に続きます~
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