香港・マカオ旅行記5 猛暑の遺産ジプシー~くたくたの末のエッグタルト
マカオタワーに到着しました。
寒さに震えつつ、入場券を買って展望台にいざ。
うぉぉぉ高いいいいいい!!!!
怖いいいいいい!!!!!
(うしろのおじさんなにいいいい!!!)
私、高所は割と好きな方で、バンジージャンプもすすんでやるくらいなのですが、なぜかマカオタワーは怖くて仕方なかった。
(いい眺めなのですが…)
透ける床も怖すぎて絶対乗りたくなくて、友人に撮ってもらいましたw
何でだろう…東京タワーとさほど変わらない336mなのに不思議です。
マカオタワーといえばこのスカイウォーク。バンジーやってる人も見えました。
これ、行く前に調べたらかなりいいお値段だったのです…「これにこの値段はちょっとなあ…」と金銭的な理由で断念したけれど、実物が怖そうすぎたので心底やめてよかったです…これ数千円台だったら確実に予約してました。命拾いしたぜ…
(煽り文句)
それにしても何であんなに怖いと思ったのかはいまだに謎。マカオパワー?w
(ディスプレイに若干の狂気)
ガクガクしながらからがら地上へ戻り、またもタクシーを捕まえていざ市街地へ。
ここからは世界遺産巡り。といっても絶賛Wi-Fi機能停止中。何とも非効率的な回り方をしてるし、いろんなところ飛ばしてます。時間のほとんど道に迷ってたようなものなので、一応記録として順番に記します。
①媽閣廟(マコウミュウ)・バラ広場
ポルトガルが最初に植民して、マカオという地名の由来になったとされる場所。
船旅の安全祈願のために、阿媽という海の女神が祀られている。
船の描かれた大きな岩が目印。
の前にたくさんの風鈴のようなものが。絵馬みたいなものかな…媽閣廟の前がバラ広場。とにかく地面に陽が反射して暑い。
そこからしばらく歩きます。
マカオの町並みは郷愁を誘う。生活の匂いがする。
整然と並ぶ集合住宅に、雑然と這う電線や看板。
人通りは少ないのに、街そのものが騒がしい。
②聖ローレンス教会
そんな街並みからいきなり顔を出すあざやかな教会。青空に映える。
ポルトガル人はここから海を臨み、いい風が吹くようにと航海の無事を祈ったとか。当時の人にはどんな景色が見えたのだろう。
中に入ると、高い高い天井は美しく淡いブルー。薄暗く、誰もおらず、急に異世界に紛れ込んだような静寂。汗をたらしながら歩いて上がった心拍数が落ち着き、一瞬穏やかになる。
③聖ヨセフ修道院及び聖堂
イエズス会によって建てられた教会。かの有名な宣教師、フランシスコ・ザビエルの腕が祀られている。
ドーム型の天井にはイエズス会のロゴが見える。
木陰で休憩する地元女子(たぶん)うんうん、ずっと座ってられるよね。(暑いけど)
④セナド広場・民政総署
マカオといえば、の景色。噴水にはポルトガルの象徴である天球のオブジェ。広場に建物ぶわー!おーすげー!っていうのが見たかったのに、謎の装飾で奥の視界が遮られるという不運。
広場から道路側を振り返ると民政総署が。外観だけ見てしまったけど、実は中庭が美しいらしく惜しいことをした。
というわけでちょっと休憩。マカオでエッグタルトならここ、と名高いマーガレットカフェエナタへ。普通のカフェを想像していたら、少しイートスペースがあるだけで中は作業場兼レジのみという簡素なつくり。
中には店員のおばちゃんが数人スタンバイし、手際よくお客さんをさばいていく。オーダーを聞くおばちゃん(日本語可)、焼くおばちゃん、エッグタルトをとって袋に詰めるおばちゃん、熟練の流れ作業でほいほいと進まされ、気がつけば店の外に。
かなりの混雑で席ゲットならず、道端で食べることに。うーむ、いいツヤ。
高速で渡されただけあって出来立てアツアツ。
パイ生地の軽い食感。ながらコクがあり、中身は卵っぽさを残しつつも思いのほかあっさりした甘さ。香港で見かけたものはタルト生地が多かったので、パイ好きとしては嬉しい限り。疲れてたのもあると思うけど、すっごく美味しかった!
もしかしたら今回の旅の中で一番かもしれない。もう一回食べたい。
ひと呼吸おいたところで、いよいよ世界遺産巡りの旅は後半戦。そのあとは大人の嗜みでまたもやらかしますが…次に続きます。