上野ひとり散歩2 上野大佛~不忍池弁天堂
小休止を挟んでいざ公園内へ。
禍々しき曇天。誰かと一緒だと遠慮して撮れない写真も、ムダにアングルをこだわってみたりしつつ。
こんな日でもスタバは長蛇の列。ここじゃなくてもほかにいっぱいあるのにね…
台湾グルメフェスの残骸。
さてどこへ向かおう、と思った時に大きな大仏の顔があることを思い出した。
そうそうこのポスターの。一度見てみたいと思ってたんだ。ふらっと出かけて、こういう「そういえば」をたぐり寄せられた満足感は果てしない。
鬱蒼とした散策路、小高い方へ進んでいく。
終わりかけのアジサイもまだ元気。
ついた。さあさ、いよいよのご対面。
どーん!上野大佛!おや、屋根が出来てる。
見上げるほど大きかったであろう大仏の、顔だけ、を、至近距離で。存在感のわりにシンプルな造りだなあ。なんだか不思議な気分。
そもそもなぜこんな状態かと言えば、幾度となく災害に遭ってるからだそう。もうこれ以上大仏が「落ちない」という意味で、受験生の願掛けスポットになっている。てなわけで私も手を合わせて来訪の報告。幸運祈願。
足は痛いが時間がある。ゆっくり進むかな。
と思ったところで猫氏登場。ソロっと追いかけて人のまばらな植え込みのそばへ。じろり。何もしないよ、見てるだけよ。
対面の階段に腰かけてしばらく観察。ああうらやましきマイペース。ビビりで心配性なうちの愛犬に肝っ玉をわけてやってほしい。
と思いながらぼんやり眺めること10分ほど、瘋癲の公園猫はのろりと去っていった。つられて私も歩き出すことに。
外国の旅行者がわらわらしてる。かき分けてみると花園神社、って新宿にあるんじゃなかったっけ?ってよく見たら花園稲荷神社だった。
いくつも連なる赤い鳥居。そうだ、稲荷だ。良い。みんな群がってた理由はこれか。
石段を下りてソロリとお詣り。彼女に得意げに手水を教えてるそこの彼氏、最後左手ももう一回すすいで!あと柄杓も!テンプレ通りの展開に遭遇してしまった...堪えろ私。
ここは縁結びにご利益があるんだとか。迷える私に救いの手をどうぞよろしくお願いしますw
と思いながら一礼して神社を後にし、麦茶を一口。暑い。じりじりと暑い。
横道を抜けて広い通りに出る。ヒールで歩き続けた足は水ぶくれだらけになってしまった。階段が堪えるけれどアジサイがまたもきれいだからなんとかなっている。
不忍池。蓮の葉が幾重にも茂る。壮観ながら、曇天のせいでちょっと怖い。
まばらな屋台を抜け(イカ焼きに何度も心奪われかけた)、不忍池弁天堂へ。休日や年末年始は絶対混んでるんだろうな。平日最高。
せっかく来たので御朱印を頂くことに。ちょうど1冊目が終わったので御朱印帳も新調。10年以上かけて2冊目。華やかで素敵。
そして達筆。先ほど引いた末吉のおみくじの微運さなど吹っ飛んだ。自分のことくらい自分でどうにかするもんねー!
ようやく小休止。しばらく木陰に腰かけて池を眺めてボーっと。やっぱり襲いかかるイカ焼きの魔の手。うん、もうそろそろ呑みに行こう。
最後に活気あふれるアメ横をちらり。パンダの赤ちゃんフィーバーはまだ続いているよう。動物園なんて何年行ってないんだろう。
そんなこんなで気持ちよく上野を後にしました。よく歩いた後のお酒は美味しかった。でも酔いすぎてしゃべりすぎた。まあいいや。